基隆炭鉱鉄道

 久しぶりの更新で、失礼します。
 縁がありまして、南軽出版局の基隆炭鉱鉄道(KEMURI PRO.著者)が手元に届きました。
 企画・編集は下島啓亨さんで、下島さんご自身のほか、井上一郎さん、梅村正明さん、杉行夫さんが撮影と解説をしています。
 基隆は台北の北にある港町で、太平洋炭礦の初代社長の木村久太郎氏が若いころ、インフラ整備に汗を流した土地です。
 この本は、1966年から撮影したナロー鉄道、基隆炭鉱鉄道の魅力をあますことなく掲載しています。
 たいへん失礼ながら、ナローらしい、へろへろ線路、田んぼの途中にある水たまり?を見つけてバケツで水をSLに補給する様子、SLがやってくるのもお構いなしで線路の真ん中を歩く女性、縁をコンクリートで固めていない素掘りのトンネルなどなど、どれも楽しい絵ばかりです。
 2012年に初版が出版され、現在は第2版です。定価は2300円。
 Steam on 2ft. Lines シリーズとして、ダージリン鉄道や南米のペルス-ピラポラ鉄道も出版されています。
 くわしくは南軽出版局のホームページ
http://nankaru.info/
 をぜひごらんください。本当に楽しいですよ!