JRバス日勝線

 苫小牧から様似経由で戻ったのはもうひとつ魂胆がありまして、様似から広尾までのJRバスに乗ることでした。
 今から32年前、当時の国鉄バス広尾営業所に2カ月だけ在籍し、バスの車掌をしていました。32年ぶりのバスです。あの時は、広尾からと様似から、それぞれえりも岬行が5往復前後(夏季)だけ走っていました。しかも、1台だけでは収容できない場合のために、2台目、3代目、いわゆる続行便も用意されていました。様似と広尾を結ぶ便もありましたが、こちらは、襟裳岬にはいかず、ショートカットする峠を越えていました。こちらも3往復くらいあったと思います。
 今は、広尾と様似を結ぶ便が平日で3往復、休日だと2往復で、しかも全便襟裳岬経由と激減しました。
 様似から乗車しましたが、広尾まで乗ったのは、わたくしたった1人、襟裳岬までが3人、途中乗降が3人でした。
 庶野、日勝目黒など懐かしいバス停が次々とでてきて、あっという間の2時間でした。
 広尾と襟裳岬の間の国道は、トンネル区間が多くなり、安全の代わりに、すばらしい景観が失われたようが気がしました。
 写真は広尾に到着したJRバスです。