ひたちなか海浜鉄道

 ついにその日がやってきました。ちょっとオーバーですが。
 22日早朝、勝田駅の1番ホームに立っていました。前日、上野を遅く立ち、水戸に泊まりました。午後一の飛行機で釧路に戻らなければならず、ひたちなか海浜鉄道に乗るためには、水戸に泊まるしかありませんでした。
 19日夕方、ひたちなか海浜鉄道にお電話をしたところ、18時ころ、ホームページをアップして、週末走る予定の車両を公開するとのことです。見ると、22日日曜日にキハ205が走る予定でした。これは無理しても行くしかないと思いました。前置きはさておき、ひたちなか海浜鉄道の切符は、専用ホームの片隅にあります。ここで、応援券付きのフリー切符を買いました。1000円です。
 そしてホームで待っていると、勝田着6:42のキハ205が入ってきました。水島臨海鉄道からやってきたこの列車は、おじさんを泣かせる国鉄色です。車両を眺めました。帝国車輛 昭和40年という銘板が目を引きました。

 車内に入りました。ワンマン用の車両ですので、運転席付近はずいぶん改造されたようですが、雰囲気は残っています。座席もあの青色です。床を見ていましたら、ありました!点検ふた。これです。DMH17の縦置きエンジン。点検ふたの横の席に座り、カランカランという懐かしい音を楽しみました。

 6:54、勝田出発。ガーというエンジン音とともに、スタートしました。市街地を抜けると、一気に畑の中に入りました。そして、再び市街地が現れ、那珂湊です。窓の外には、僚友の気動車が休んでいました。
 那珂湊を出発すると、海が見え始めます。駅間が短いのですが、時折、変速から直結になり、これまた聞き覚えのある走行音が鳴り響きます。7:20、終着の阿字ヶ浦到着。昭和っぽい駅に、国鉄色気動車は似合います。

 写真を撮っていましたら、なんだか正面の顔に違和感を覚えました。わかりました。北海道の気動車にはつきものの、スノープローがありません。なにか、貧弱?な感がありました。

 運転席も撮影させていただきました。四角い窓がいいですね〜〜〜。

 一度、勝田まで戻り、すぐに折り返しの列車で、那珂湊で下車しました。駅を出て、構内が見渡せる踏切を訪れました。昭和の気動車が見えます。
 
 すでに廃車になった車両もありました。贅沢をいえば、留萌鉄道や羽幌炭礦鉄道からやってきたキハ22に乗りたかったのですが、この日はお休みです。そのうちの一両、キハ2005は、急行色になっていました。ちょっと不思議な感じです。
 
 那珂湊駅に戻り、記念きっぷを買いました。さらにさらに駅猫おさむ君はいなかったのですが、グッズを買いました。それにしても、那珂湊駅は雰囲気がいいです。
 いや〜今回の小湊、いすみ、そしてひたちなか海浜、とっても面白かったです。