釧路で研究会が開かれました



 ちょっとかたいのですが、釧路公立大学地域分析研究員会の2009年度第2回地域・産業研究会が、16日に公立大学で開かれました。
 講師は、各方面で多数の著書、執筆をされております青山学院大学経済学部の高嶋修一准教授と鉄道史学会の三宅俊彦氏(東京在住)です。こうした鉄道史の先生たちのお話を身近に聞けて、たいへん有意義な時間でした。公立大学の関係者のみなさま(当会会員含む)、ありがとうございました。
 青山准教授は、鉄道と鉱山、地域社会との関係を宮城県の栗原鉄道(07年廃止)を例に説明ましたが、鉄道や産業の歴史を残すために、栗原市が、文書資料の保存、活用に前向きであることが報告されました。
 また、三宅氏は、自らの足で歩いて調べた道内の鉄道遺産を解説しました。その中で、1970年に廃止されました雄別鉄道の舌辛川橋りょうは、1896年製造の輸入品で、雄別鉄道が開通する27年前に建造されたことから、「どこかの鉄道から転用されたのでは」などと話してくれました。
 たいへん貴重な遺産が、雄別鉄道にあったことがわかりました。
 両先生、ありがとうございました。