鶴居村営軌道のDL、いこいの森で

 28日、遠軽町丸瀬布森林公園いこいの森で、鶴居村営軌道DLを学ぶ会が行われました。主催は、夢里塾、釧路臨港鉄道の会で、遠軽町釧路市立博物館が共催です。
 鶴居村営軌道が完全に廃止されたのは1968年。その際、運輸工業のDL(1959年製、札幌市)が、釧路市内の新宮商行へ。そして1996年からいこいの森でSL雨宮21号の予備機として、活躍しています。
 そのDLを勉強する会でした。九州大学の清水さん、鶴居村営軌道OBの小野さん、そして遠軽町丸瀬布支所長の只野さんが、講演しました。
 屋外に出ていたDLを実際に見学。また、牽引した客車にも乗車しました。
 全国で唯一、簡易軌道が動態保存され、また、運輸工業の唯一の保存機です。エンジンの音を聞いたとき、身震いしました。雨宮21号と同様に、北海道遺産に登録したほうがよいと思います。
 なお、釧路市立博物館では、創立80周年記念企画展として「釧路・根室の簡易軌道」を10月から予定しています。また、標茶、浜中、別海、鶴居の各軌道の見学会なども秋に予定しております。お楽しみに。
 全国から参加されたみなさま、お疲れ様でした。