車両がこない線路

 本日(3日)、静内駅に立ち寄りました。日高本線の厚賀〜大狩部の間の高波の影響で、鵡川〜様似の間が運休しています。
 並行する国道からところどころ見えるレールはさび、また、バラストの間から雑草が伸び、とっても失礼ながら廃線のようです。
 先日、JR北海道日高本線の災害対策の概算工事費と必要工期について発表しました。
 詳しくはJR北海道のホームページ(http://www.jrhokkaido.co.jp/)のプレスリリースを見ていただくとして、莫大な費用と最小限度の工事としても4年近くかかります。
 鉄道びいきの人間から考えると、費用は一企業の支出できる範囲を越えていると思います。このままでは、最悪の事態も想定されます。
 公共交通としての鉄道を沿線地域がどのように考えるのか、北海道庁も含めて方向性を出さなければいけません。
 バス代行が永久に続くことは避けてほしいものです。さびた線路とずっと赤のままの信号現示をみて、胸のしめつける思いでした。