きっぷは目的地まで買うのはやめましょう!?



 会員のYさんからのご提案です。ご参考にどうぞ。

 6日(月)、仕事を終えてから思い立って釧路18:30発根室行きに乗って「ニシンの刺身で一杯」やりにJRで厚岸を往復してきました(帰りは上り最終の「ノサッ
プ」)。8日(水)には往路JR、復路は夜行バスで札幌へ行く用事もあります。
 さて、どんなきっぷを使おうかな?
 釧路〜厚岸の運賃は片道900円、往復で1800円、釧路〜札幌市内は6090円(石勝線経由)なので、単純に買ったらJR運賃は合計7890円掛かります。
 厚岸〜札幌の距離は200〜400kmなので、乗車券を通しで買えば有効期間は3日、月曜日は厚岸から帰ってきて釧路で途中下車し、水曜日にそのきっぷで釧路から札幌方面に乗ってもOKです。
 厚岸〜札幌市内(石勝線経由)は395.1km、6610円ですが、380kmまでの区間の運賃は6400円です。
 きっぷの変更は、使用開始前の場合は「差額精算」ですが、使用開始後の場合は「乗らないことになった区間の運賃」と「新たに乗ることになった区間の運賃」を比較して「不足の場合のみ差額精算」することになっています。
 新得〜札幌(石勝線経由)の運賃は3150円だから、厚岸から新得より先まで根室線で行くと6400円で行ける駅のうち、新得からだと3150円になる駅はないか調べてみました。
 あった。
 厚岸〜比布(富良野線経由)だと6400円です。
 つまり、厚岸〜比布の乗車券を使用開始後に、新得から先を石勝線・南千歳・千歳線・白石・函館線経由札幌までに変更します。
 「乗らないことになった区間新得→比布は3150円、「新たに乗ることになった区間新得→札幌も3150円だから差額なしで札幌へ行けます。
 15.1kmも超過している距離区分で済んじゃう「変更マジック」です。
 ついでに、厚岸に行くときも上尾幌で分けて買えば、釧路→上尾幌も上尾幌→厚岸も440円、わずかですが20円安くなりました。
 単純に釧路〜厚岸往復と釧路〜札幌市内片道を買うより610円安くなりました。
 額としてはわずかですが、率にすると7.7%、仮にこの買い方を13回続ければ13回目はタダ、という計算です。
(いったん厚岸に行ってから札幌へ行くことなどないけど…)
不正乗車ではないから堂々と乗れますが、変更予定区間が運行不能・遅延時の救
済(振り替えや無賃送還)などはありませんので、あくまでも自己責任で!