石炭基礎講座「運ぶ」



 運ぶと言えば「運炭列車」。本日は釧路市立博物館の講座のお手伝いで春採駅へ行ってきました。春採駅のみなさんから、懇切丁寧な説明を受け、みなさん満足そうでした。倉に入っているDE601には早く元気になってもらいたいものです。さて、この日の運炭列車は、知人側が太平洋石炭販売輸送オリジナルのD701、ラジエーターが上にないので、石炭よけの覆いがないのが特徴、春採駅側はロッド式のD401のオレンジコンビでした。構内で待機していた運炭列車は、積み込み準備が整うと、選炭場へ向かいます。いったん速度を落として、編成の半分で自動的に切り離されます。選炭場からの石炭積み出しでは、軽い下り勾配を利用して、機関車が細かいブレーキ操作を繰り返しながら、ゆっくりゆっくりと進みます。作業が終了すると、再び連結して、出発を待ちます。それほど長い時間ではないのですが、緊張感漂う現場で、音だけを聞いていたら、以前勤務していた新富士駅(根室本線)での入替作業を思い出しました。